雨漏りの調査方法と業者選びのポイントをプロの雨漏り修理業者が解説
2024/09/05
雨漏り修理を始める前には、適切な調査方法をおこない、雨漏りの原因を正確に突き止めることが大切です。
雨漏りの原因が分からないままに、業者の勘だけで雨漏り修理を行っても、雨漏りを止められず、無駄な工事になってしまうからです。
よって、雨漏り修理に失敗しないためには、業者選びも重要になります。
この記事では、雨漏りの原因調査の重要性と優良業者の選び方について解説していきます。
雨漏りは調査が肝要
雨漏り修理で重要なのは、雨漏りの調査です。
雨漏りの原因を正確に突き止めることができれば、雨漏り修理自体はそれほど難しいものではありません。
雨漏りの調査は、プロの雨漏り修理業者でも簡単なことではありません。
例えば、天井で雨漏りが発生している場合、「真上の屋根瓦に不都合があって雨漏りが発生している」という単純な原因ではないことが多いからです。
屋根が原因でも、雨漏り箇所の真上ではなく別の場所から雨漏りしていることもありますし、外壁や配管、雨樋などが原因のこともあります。
また、雨漏りの箇所が一カ所とは限らず、複数の箇所から雨水が建物内に浸み込んでいることもあります。
優良業者による適切な調査方法をおこなわないと、雨漏りの原因を突き詰めることはできません。
雨漏りの調査をやらないで雨漏り修理をすることができるのか?
雨漏りの調査方法には様々な方法がありますが、目視以外は費用がかかります。
そうした費用を避けるために、雨漏りの調査をやらないで雨漏り修理をしてほしいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、適切な調査方法を用いないで、目視や職人の勘だけで雨漏り修理を行っても、雨漏りを止められないこともあります。そうなると、二度も三度も雨漏り修理を依頼することになってしまい、余分なコストが掛かってしまいます。
もちろん、雨漏りの調査をやらないで完全に雨漏りを止める方法もあります。屋根と外壁をすべて交換するリフォームを行い、防水工事や配管もやり直せば、雨漏りはほぼ確実に止められますが、それでは、住宅全体の本格的なリフォーム工事になってしまい、大変な工事費用が掛かります。
雨漏り修理だけを費用を掛けずに確実に行いたいのであれば、優良業者による適切な雨漏り調査が重要なのです。
雨漏りの調査方法
雨漏りの調査方法は目視だけではありません。様々な方法がありますので紹介します。
目視調査
まず、住宅内で雨漏りが生じている箇所を確認します。そこから雨漏りの原因箇所まで職人が目視で辿って確認する方法です。
天井にシミが生じている場合でしたら、まず、天井裏を確認し、小屋組みで濡れている箇所や雨水が浸み込んだ痕跡を確認します。その上で、屋根や外壁をよく見て、ひび割れや漆喰の剥がれ、瓦のズレなど、雨漏りの原因を確認します。
隣近所に迷惑にならず、また、住宅に影響を及ぼさないもっとも簡易な調査方法ですが、経験や実績のある職人なら、目視だけである程度、雨漏りの原因を特定することができます。
雨もり屋では、目視調査の際は、ご依頼者様にも分かるように、天井裏や屋根、外壁の原因箇所をカメラで撮影し、お見せすると共に「写真付きの診断書」にまとめてお渡ししています。
さらに正確な調査が必要な場合は、次の調査も併せて行います。
散水調査
目視調査によって、雨漏りの原因をある程度特定したら、実際に水をかけてみて、雨漏りの状況を再現する調査です。
雨もり屋では散水調査を一日掛けておこなう場合もあります。住宅内に意図的に雨漏りを生じさせてしまうため、ご依頼者様にも少しご迷惑をおかけしてしまう方法ですが、雨漏りの原因を確実に突き止める為には必要な調査方法です。
また、水道は、ご依頼者様の自宅の外水道を利用させていただくこともあります。更に、屋根の散水調査の場合は、足場の設置が必要になることもあります。
このようにそれなりの手間や費用が掛かってしまう調査方法ですが、経験や実績のある職人が的確に散水調査を行なえば、より高い精度で雨漏りの原因を突き止めることができます。
目視調査だけでは限界があるので、確実に雨漏りを止めるためにも、散水調査も併せてご依頼ください。
【雨もり屋にて散水調査をおこなった雨漏り修理の施工実績】
3、赤外線サーモグラフィー調査
散水調査と同時に行うことで、更に高い精度で雨漏りの原因を突き止める方法です。
最近の住宅は、壁に断熱材を充填しているため、屋根や外壁の原因箇所から浸み込んだ雨水は、断熱材によって吸収されていることがあります。
この場合、散水調査を行った直後は、雨漏りが生じていないように見えてしまうことがあります。
そこで、断熱材が雨水を吸収している可能性がある場合は、赤外線サーモグラフィーを用いると、雨水を吸い込んだ断熱材の温度変化の状況から雨漏りが生じている状況を可視化することができます。
赤外線サーモグラフィー調査は、サッシの目地などの外壁部分が雨漏りの原因箇所である場合に用いると効果的です。
雨漏りの調査で雨漏りの原因を突き止められない場合
上記で紹介した目視調査、散水調査、赤外線サーモグラフィー調査は、屋根や外壁に隙間や壊れている箇所がある場合に雨水が浸み込む箇所を特定する調査方法です。これらの調査方法を用いれば高い精度で、雨漏りの原因を突き止めることができます。
しかし、こうした雨漏りの調査方法を用いても、雨漏りの原因を突き止められないこともあります。
その場合は、屋根や外壁から雨水が浸み込んでするわけではなく、ベランダ、バルコニーなどが原因で雨水が浸み込んでいる可能性があります。
例えば、木造住宅でベランダにFRP防水を用いている場合は、歳月が経つとひび割れが発生していることがあり、ひび割れの隙間から雨水が浸み込むこともあります。この場合は、FRP防水の張替えなどの工事を行わないと雨漏りを止めることはできません。
また、雨水ではなく、水道の給水管や排水管から水漏れしていることが原因の可能性もあります。
最近、水道使用量が多くなっているとか、水道を止めているのに水道メーター(パイロット)の数値が動いている場合は、水道の給水管からの水漏れが発生している可能性があります。
水道の給水管が原因だと、水道料金はもちろんのこと、住宅自体も大変な惨事になりかねないので、直ちに修理が必要です。
▷参考記事:高耐久性をもつFRP防水のメリットやデメリットを解説
雨漏り修理の優良業者の選び方
雨漏り修理自体はもちろんですが、その前提として、的確な雨漏りの調査を行い、雨漏りの原因を突き止めることができる業者が優良業者と言えます。
雨漏りの調査ができない業者に依頼した場合の失敗例
的確な雨漏りの調査ができない業者に依頼してしまうと、次のような失敗をしてしまいます。
雨漏りの修理をしたのに雨漏りが止まらない
雨漏りの原因箇所を正確に見つけることができずに、業者の勘だけで適当な工事をしてしまった場合にありがちな失敗です。この場合は、再度、雨漏りの修理業者を探して依頼しなければならないことになり、結果として、工事費用が二重に掛かってしまうこともあります。
雨漏りの修理のはずが本格的なリフォーム工事になってしまう
雨漏り修理の専門店ではなく、普通の工務店や建設会社に依頼した場合にありがちなことです。
もちろん、ご依頼者様が雨漏り修理だけでなく、この際、全面的にリフォーム工事を行いたいと考えているならば、満足されるかと思いますが、「雨漏りだけ止めてくれればいい」とお考えでしたら、やはり、普通の工務店や建設会社ではなく、雨漏り修理の専門工事店にご依頼ください。
雨漏りの原因箇所を正確に突き止めた上で、雨漏りを止めるための必要最小限度の工事を行うので、コストを抑えることができます。
優良な雨漏り修理業者の特徴
優良な雨漏り修理業者の特徴をまとめてみましょう。
雨漏り調査を行い雨漏りの原因をまとめた報告書(診断書)を作成してくれる業者
職人の勘で雨漏りの原因を話して終わりではなく、上記で紹介した複数の雨漏りの調査方法を実施し、雨漏りの原因についての精度の高い報告書(診断書)を作成する業者こそが優良業者と言えます。
報告書(診断書)は証拠として残りますから、間違っていたことを書くと責任を問われるわけですが、その点を覚悟の上で自信をもって作成しているからです。
分かりやすい見積りを用意している業者
雨漏り修理でかかる費用は、大きく分けると、
- 雨漏りの調査
- 雨漏りの修理
- 修理後の室内のリフォーム
この3つに分けられます。
ご依頼者様によっては、雨漏りの調査だけでよい方もいれば、とりあえず、雨漏りの修理まででよい方もいると思います。
工程に合わせた見積りを用意してくれる業者であれば、ご依頼者様としても予算内でどこまでできるのか分かるので安心できると思います。
また、雨漏りの修理の内容にしても、屋根材や外壁材の修理だけでなく、下地部分である野地板の張替えや防水シートの張り直しが必要なこともあります。
雨漏りの修理のために、どのような工事が必要で、そのための費用がどれくらい掛かるのか明確に示している業者であれば、やはり安心して依頼できると思います。
このように分かりやすい見積りを用意できる業者が優良業者と言えます。
ホームページでこまめな情報発信を行っている業者
雨漏り修理業者を探す時は、ホームページで調べる方が多いと思いますが、雨漏りに関する情報をたくさん発信している業者は、それだけ知識や経験がある優良業者と言えます。
雨漏りの原因、雨漏りの調査方法、雨漏りの修理方法、雨漏り修理にかかる費用や相場、雨漏り修理での火災保険の使い方などを詳しく紹介している業者を選んでください。
営業地域を明確に示している業者
雨漏り修理業者の多くは、地域密着でサービスを提供しています。一つの営業拠点から修理工事に赴ける地域は限られています。
営業拠点が一カ所しかないのに、都道府県の全域を営業エリアとしていたり、他の都道府県をまたいでサービスを提供したりするのは効率が良いとは言えません。何より、雨漏りが発生したらすぐに駆け付けてくれないこともあります。
雨漏り修理のように、迅速な対応が必要な工事は、営業地域を明確に示し、地域密着で営業している業者を選んだ方が失敗が少ないです。
まとめ 東大阪市での雨漏り調査は雨もり屋へご依頼ください
確実に雨漏りを止めるためには、適切な雨漏り調査を行うことが重要です。
東大阪市を主な営業地域とし、地域密着で雨漏り修理を行っている雨もり屋は、これまで1,000件以上の雨漏り解決の実績があります。
どの雨漏り現場でも、まず、雨漏り調査を行い、高い精度で雨漏りの原因を突き止め、写真付きの診断書とお見積書をお客様に提供して来ました。
見積書は工程ごとに分けて記載したうえで、必要な工程をよくご説明させていただき、お客様に納得していただいてから、雨漏り修理を施工しております。雨漏り修理は、自社の職人が直接施工するため、無駄な中間費用がかからず、低価格で提供できることから好評をいただいてきました。
雨漏りを止めることを主な目的とする小規模な屋根修理、外壁修理や塗装はもちろんのこと、大規模な屋根や外壁のリフォーム工事も請け負っています。
また、室内の雨染みやカビへの対策として、クロスの張替えなど内装工事や大工工事も請け負います。
屋根や外壁が雨漏りの原因ではない場合でも、ベランダ防水や水回りの修理などにも対応しております。
東大阪市で雨漏りに悩んでおり、原因を調査したいと考えている方は、お気軽に雨もり屋へご相談ください。
地域密着で対応しているのですぐにお客様の下へ駆けつけさせていただき、雨漏りを確実に止めて快適な生活環境を取り戻します。