東大阪市にて瓦屋根の補修・漆喰工事
2025/11/13
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
東大阪市池之端町・築55年のご住宅にて行った、瓦屋根の補修工事を紹介致します。
当社にご相談いただいたきっかけとして、訪問販売の方に「屋根の漆喰がボロボロで、このままだと大変ですよ」と言われて心配されたことがあったそうです。
現地調査に伺いますと、そこまで酷い状態ではないものの確かに黒ずんでおり、メンテナンス時でした。
そこで、すべての漆喰を打ち替え工事にてメンテナンスすることになりました。
施工前
状況確認のため、屋根に上がり漆喰の様子をみます。
瓦にずれが起きている場所がないかなども確認しておきます。
こちらの写真は隅棟を確認しているところです。
何枚も薄めの瓦が積み重ねられ、末端には重い瓦が付けられており、そのバランスを安全に保つために漆喰の質が関わっています。
漆喰のメンテナンス時期の目安として、割れが起きていることや、今回のように黒ずんでいることが挙げられます。
ですが、位置にもよるものの、瓦の漆喰は普段確認することが難しく、劣化に気づきづらいともいえます。
以前のメンテナンスから10年程度経っているご住宅は、そろそろメンテナンス時期の可能性が高いため、現地調査をご検討くださいね。
施工中
旧漆喰撤去・清掃
「打ち直し」ということで、古い漆喰を完全に撤去してから、1から詰めていく工程になります。
この打ち直しという単語はシーリングメンテナンスにおいても同様に使われます。
最初に必要なのは、古くボロボロになった漆喰を工具で突き崩すこと。
大まかに崩して取り出したら、こびりついている部分もできるかぎり綺麗にそぎ落とします。
塵を取るのにはブラシも用います。
劣化した漆喰は密着力も弱っているため、これを残したままずさんな詰め直しを行うと、せっかく新しい漆喰が密着力に優れていても、葺き土・瓦との間で障害となってはがれやすくなるのです。
工事の本当の質は、準備をどれだけ精密に行い、耐久力を持たせるかで決まるともいえます。
見目だけ綺麗にして土台は適当というのでは、お客様から依頼していただいた意味もございません。
▷参考記事:大阪で屋根工事をお考えの方必見!費用削減の秘訣と業者選びのコツ
漆喰打ち直し
瓦屋根の内側では、葺き土がベースとなって瓦を支えています。
漆喰を撤去したら見えてきますので、そこを基に、均一な厚みで新しい漆喰を詰めていきます。
量が足りないと問題があるのはもちろんのこと、多いから良いわけでもありません。
多すぎると、のし瓦からはみ出した部分は余計に雨や紫外線のダメージを受け、劣化が早まることになります。
施工箇所はたくさんありますが、手際よく丁寧に。
詰め終わるとこのようなかたちです。
コテなど小道具で表面をなめらかに仕上げ、白い漆喰の美しさを引き出します。
伝統的な瓦屋根はその意匠性も価値のひとつ。
長年耐久性があるとはいえど、どうしても漆喰だけは、10年、15年程度でメンテナンスが必要となってきます。
だからこそ、漆喰の白さはよく手入れされた印象を醸し出し、瓦屋根のたくましさを最大限に魅せてくれます。
完工
足跡などつくこともございますので、最後に瓦の清掃を済ませたら、お客様に確認いただき完工となります。
お天気も良く、1日で完工することができました。
瓦屋根のお家では台風など、特に強い風には不安を抱かれることと思います。
今回のメンテナンスで、劣化した漆喰の隙間から雨水が入る心配もなく、ふたたび頑強さを取り戻してくれました。
小さな部分までぴっちりと施工完了です。
▷参考記事: 屋根の劣化の種類について紹介!該当項目があれば無料点検を受けよう
担当者のコメント
この度は、雨もり屋へご依頼くださいまして、誠にありがとうございました。
耐震性の面でも重要な役割を果たす漆喰。
そろそろ気になってきたかも、という場合には、どうぞお気軽にご相談いただければと存じます。
訪問販売の方からのお話で不安を煽られ、即決してしまうのはさまざまな面で懸念があるといえます。
中には、特にメンテナンスを急がない状態にもかかわらず、「しておかないとまずい」と強調され、工事してしまうケースも。
まずは一度、雨もり屋までお声掛けくださいませ!
上記は、漆喰の劣化が原因で起きていた雨漏りの修理事例です。
どうぞご一緒にお役立てくださいませ。
| 現場住所 | 大阪府東大阪市池之端町 |
|---|---|
| 施工内容 | 瓦屋根漆喰工事 |
| 施工箇所詳細 | 漆喰全体 |
| 施工期間 | 1日 |


-150x150.jpeg)











