東大阪市若江西新町にて雨漏り修理〈瓦の割れによる雨漏り〉
2025/07/25




お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
雨漏りが発生しているとのことでお問い合わせをいただきました。
別班が散水検査させていただきましたところ、燻瓦の割れている部分が雨漏りの原因となっていました。
ルーフィングシートも破れてしまっている状態です。
瓦専用のシリコンを充填させていただきました。
施工前

燻瓦に割れができています。
瓦内部に水分がたまり、その水分が熱や凍結で膨張することで割れてしまいます。
瓦が割れてしまうと、屋根材の下に敷かれている防水シートも紫外線や雨水に晒されてしまうので、劣化が進みます。
こちらの防水シートもすでに破れてしまっていました。
他にも漆喰の劣化や、鱗側のズレなど、雨漏りの原因として怪しい部分はありましたが、散水検査でこちらの割れが雨漏りの直接の原因になっていることが分かりました。
散水検査の重要性
瓦が割れる原因は、瓦の内部に侵入した雨水が内側に付着し、日数が経過することで沁み込んでいきます。
そしてその沁み込んだ水分が膨張したり、伸縮することで瓦が割れてしまうのです。
ただ、こちらの住宅では、瓦の割れだけでなく、漆喰の劣化や鱗側のズレなどがあり、雨漏りの原因として怪しい部分はたくさんありました。
なかなか見た目だけでは判断できない状況でしたが、散水検査によって、今回の雨漏りが瓦の割れが原因だと突き止めることができました。
病院の胃カメラやMRIでもそうですが、検査をおこなわず、診察だけで「多分、胃腸炎だろう」という診断をされて、薬を処方されたとしても、運よく当たっていれば治るかもしれませんが、原因はわからないままです。
もしかしたら、胃腸炎ではなく、胃潰瘍、胃がんなのかもしれないのです。
胃カメラやMRIなどの検査をおこなわないかぎり、正確に判断することはできません。
雨漏りも同じで「多分ここが原因のはず」と判断して工事をおこなってしまうと、実際の雨漏りの場所ではない場合、再工事などが必要となり、結果的に余計な費用や時間がかかってしまうこともあります。
「複数侵入単一雨漏り」と言って一つの原因ではなく、複数の侵入経路をたどって、最終的に一つの雨漏りを引き起こしているなんてケースもあります!
正確に原因をつきとめるためには散水検査が大変有効なのです。
施工中


瓦用のシリコンを割れている部分に充填していきます。
施工後

これにて完工です。
担当者のコメント
このたびは「雨もり屋」へご依頼いただき、ありがとうございました。
瓦屋根は半永久的にもつというイメージがありますが、種類によっては耐用年数が短いものも。
こちらで使用されていた「燻瓦」は、艶のある「釉薬瓦」と違って、コーティングをがされておらず、耐久性が劣ります。
ひび割れや、ズレなどを起こしやすく、放置しておくと、瓦内部まで沁み込み、瓦が割れてしまいます。
そして、いずれ防水シートまで雨水が染み込み、雨漏りが発生する原因となるのです。
「燻瓦」をご使用でしたら、定期的な点検、メンテナンスをぜひご検討ください。
雨もりなど屋根修理のことでご心配ごとがありましたら、ぜひ「雨もり屋」までご連絡ください。
▷参考記事:日本瓦の種類や雨漏りを防ぐメンテナンスについて
▷参考記事:瓦屋根のずれを放置していませんか?!雨漏りする危険性も
現場住所 | 東大阪市 |
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施工内容 | 雨漏り修理 |
施工箇所詳細 | 屋根 |
施工期間 | 1日 |
使用建材 | 燻瓦を使用の住宅で、雨漏りをされているとのご相談をいただきました。 実際に現場に伺うと割れている瓦が多数確認できる状態でした。 原因箇所を特定するために、散水検査をおこなわせていただきました。 |